夏休みの補講帰り道。友達と別れを告げ、一人帰路に至る少女。
気付けば夏独特の雨雲、そして通り雨とも言える夕立。
燦々と輝いていた太陽もどこへ行ったのやら、今では鬱陶しいほどの湿気と雨が彼女を襲う。
ふと、空を見上げる。
美しい世界でたった一人、自分だけがその世界に取り残されたような、暗澹としていて、不安な気持ちになる空。
…黄昏の時間も束の間、少女は背後に荒い息遣いをさせたおじさんを感じ取る。
「はぁはぁ」というむさ苦しく、生暖かい吐息が首筋にかかるが、少女の身体は恐怖で完全に硬直し、歩き出すことすらままならない。
身動きの取れない彼女は、社会で消耗しきった男の劣情に汚されてしまう…。
「夏の通り雨」は、サークル「やすの岬」の公式デビュー作。
Pixivでも活発に活動しており、その美しい世界観は下記のような絵風が好きな人は確実に刺さるエロい作品。
それでは早速、夏の通り雨のエロシーン・世界観を見ていきます。